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尾瀬の代表的なお花といえば「夏の思い出」の歌にも登場するミズバショウです。この歌詞の歌い出しに「夏がく〜れば思い出す〜・・・」とありますが、実際にミズバショウの花が咲き出すのは5月下旬ころ。これは尾瀬の季節でいうと春先にあたり、ミズバショウは春の訪れを知らせる花なのです。 気温が低く、雪が遅くまで残る尾瀬は春の到来がふもとより2〜3か月ほど遅れているのです。その証拠に、ふもとでは3月頃開花する桜は尾瀬では6月にその時期を迎えます。 ミズバショウの高さ20センチほどの白い花びら状のものは花びらではなく苞(ほう)と呼ばれる葉の変形したものです。ミズバショウの苞は、仏像の背後に立つ光背(仏炎)に似ているため仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれています。葉は苞のわきから出ていて、夏にかけて1メートル近くにまで成長します。それが中国にあるバショウという植物の葉に似ており、さらに水辺に沿って咲くことからミズバショウの名がつけられました。また、ミズバショウはサトイモの仲間に当たり、あまり強くはありませんが毒を持っています。 ミズバショウは、尾瀬では尾瀬沼周辺や尾瀬ヶ原を中心に広く分布していますが、特に水分が多く、川によって養分が運ばれてくるような場所を好みます。このため、湿原の中心部や森の中より、川沿いや山ぎわなどで多く見られるということも特徴のひとつです。 |
ミズバショウ
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☆調べてみよう!
□質問1 ミズバショウの花はどの部分にあるでしょう? □質問2 ミズバショウを好んで食べる動物は何でしょう? □質問3 また、そのことによってミズバショウが与えられるよい影響とは何でしょう? □質問4 同じサトイモ科の仲間で、尾瀬ヶ原にあるミズバショウによく似た植物は何でしょう? ★学習コース |