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  尾瀬という響きに憧れて毎年大勢の方たちが尾瀬を訪れますが、忘れてはいけないのが、尾瀬地区は尾瀬国立公園特別保護地区、特別天然記念物の指定を受けており、様々な守って頂きたいルールがあります。現在皆さんが訪れる尾瀬には、長い間に渡り尾瀬を守り続けた人々の歴史があります。
非常に残念なことですが、これらのルールやマナーをまだ知らない方たちが、木道に入ったり、木の枝を拾ったりと、ルールを守れていない人がいることも現実です。
ひとりひとりの入山者が自然を愛する気持ちを持ちながら、ルールを守り、尾瀬の自然を楽しんでいけることが私たちの強い願いです。
尾瀬に入山する際にはルールを守り、お互いが気持ちよく過ごせる様心がけましょう。

 

基本ルール
     
   湿原には入らないでください。  
 
尾瀬には木道が敷かれていますが、必ずその上を歩くようにしましょう。
湿原は泥炭層がいくつも重なり成形されています。そこを踏んでしまうことによって、元通りになるのに何十年もかかってしまいます。湿原を歩くことはもちろん、写真を撮るために三脚を置いたり、木道に座り足を湿原に下ろすこともやめてください。

 
  ごみはお持ち帰りください。  
 
ごみをその辺に捨てないということは尾瀬ではなくても基本的なことですが、尾瀬には何も持ちこまない、何も持ち去らないということが基本となっています。皆さんが持ってきたごみなどは山小屋の方たちが様々な処理を施し、ヘリコプターなどで搬送しています。お弁当のごみはもちろん飴、ガムなどの包みなども気づかない内にポケットから落ちていたということがないようにしましょう。

 
  植物・昆虫を採集しないでください。  
 
尾瀬では自然物を動かすことさえ許されていません。落ちていた木の枝を杖にしたり、木の葉っぱを持ち帰ったりすることもしないようにしましょう。自然のものを自然のままにということが尾瀬の生態系を守っていく大原則です。きれいな高山植物や珍しい昆虫などは写真をとるだけにしましょう。


 
  ペットの持ち込みはしないでください。  
 
尾瀬には動植物の持ち込みは禁止されています。自分にとってはかわいいペットでも、尾瀬の生態を狂わせてしまうことになりますので、この時はお留守番をしていてもらいましょう。
 
  指定地以外のキャンプは禁止です。  
 
山小屋付近ではテントを張ってキャンプをされている方もいらっしゃいますが、指定地以外でのキャンプは禁止されていますので、あらかじめ確認してください。

 
  山小屋での石鹸類の使用は禁止されています。  
 
尾瀬では全ての山小屋でお風呂に入ることができますが、生活廃水の問題を少しでも軽くするため石鹸やシャンプーなどは使用できません。お風呂に入っても体を温める程度になります。歯磨き粉などの類も使わないでください。

 
 
 

 

 

マナーとして・・・
   
  登山口では靴についた尾瀬外の植物の種子を落としましょう。  
 
高山植物は弱いものが多いです。皆さんの靴の底についていた植物の種子が湿原に根を下ろし、その影響で尾瀬にあった高山植物が消滅してしまう恐れもありますので、気をつけましょう。

 
  木道は基本的に右側通行です。  
 
木道はすれ違える程度の幅しかありません。急いでいる方たちやすれ違う方たちのために、なるべく右側一列で歩き、道を譲り合いましょう。

 
  尾瀬では基本的に傘をさすのはやめましょう。  
 
木道は雨が降ると大変滑りやすくなっています。その他、足場が悪い部分もありますので、滑ったり転んだりしたときのために、基本的に手に荷物は持たないようにしてください。雨が降った場合は傘ではなく雨カッパを用意するようにしましょう。売店などで買ったお土産品もリュックの中に入れるようにしましょう。

 
   

 

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